病気・症状の玉手箱様々な病気や症状についてのお話 |
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打撲・切り傷についての思いや雑感12月の晴れた日に山へ行った。 「晴れた日」とはいっても、その日は明け方まで雨が降っていた。 狙いは、年末の飾り用の赤い実の付いたサンキライ(サルトリイバラ)である。 ![]() 生花店などでは、なかなかの値段で売られていたりする。 ラッキーなことに、思った以上に立派なサンキライが見つかった。 さらに、近くには黄色い皮から赤い実ののぞいている ツルウメモドキのいい枝も手に入った。 あまりに簡単に入手できたので、少し奥まで入ることにした。 少し進んだところで下りの階段になった。 ところが、明け方までの雨のせいで、路面はぐじゃぐじゃな状態。 この日は、手っとり早い身支度できたし、先に進むのは諦めることにした。 フッと脇を見ると、少し急坂なものの、何か惹かれるものを感じた。 面白い山野草でもあるのではないか、と思ったのだ。 杖を突きつつ、木の枝に掴まりながら登り始めた。 妻が後からついてくる。 しばらく登ったところで、12月でもあるし、山野草なんてあるものではないと知った。 やっぱり帰ろうということになって、早々に下り始めた。 木々の葉は、もうすっかり落ちて積もっている。 靴も滑りやすいものだったのだが、あと1mちょっとというところで足を滑らせた。 雨で柔らかくなった地面に、落ち葉が積もっているものだから、ひとたまりもなかったようだ。 ボキンと杖が折れた。 アッと思った瞬間、体が回転して(意識の中では2〜3回転したように思ったが)転落した。 一瞬どうなったのか訳がわからなかった。 がっつんと右目の上を強打して、直後に右前頭葉を痛打した。 その直後、メガネが右側に吹っ飛んでいくのが目に入った。 起きあがると、妻が尋常でない様子で慌てふためいている。 右目のまぶたに、生暖かいものが流れるのがわかった。 妻は、急いでリュックからティッシュを出して血を拭き取っている。 右の額がパックリと割れているという。 こちらは、地面に頭突きをしたところの痛みが気になっていた。 ポケットからハンカチを出して、額に縛るように促した。 一瞬、妻は、割れた傷口をどう縛ったらいいか迷った。 とにかく、大至急病院に行って縫ってもらわなくてはという。 本人は、頭部は痛いことは痛いものの、耐えられない痛みではないし、 何より、不思議なことに、他にいたいところが全くないので、意外に冷静でいられた。 病院までの車の運転も、とくに支障がなかった。 行き違う車の中でも、運転席の高いトラックの運転手がこちらを見るとびっくりしていた。 バックミラーを見ると、白っぽいハンカチに、赤い鮮血がにじんでいる。 午後3時半頃、病院に着いた。 生憎、外科の先生がいないので、内科の先生に診てもらうという。 そこで、手に負えないということになったら、他の病院に行ってもらうというのだ。 中年の看護師が、ハンカチをほどいて傷口を確認した。 一瞬見て、あわてて閉じた。 先生が来て、見るやいなや、「ああ、オレがやるから」といってくれた。 頼もしい感じがした。 消毒の後、額の上、毛の生え際の辺りに麻酔の注射を3回に分けて打った。 そんな場所では、痛いのではと思ったが、ちくりとする程度でそれほどの痛みはなかった。 それよりも、麻酔の注射の後、ほんの数分も経たないうちに、 「そろそろいいかな」といって、もう傷口を縫い始めた。 ガーゼを目の上に当てられているから、視界は閉ざされている。 最初の針を入れたところで、ムムっと痛みを感じた。 まだ、麻酔が効いていない! 2回目の針は、少し間をおいてからだったが、そのときには、もうたいした痛みは感じられなかった。 無事縫い終わって、頭のCTスキャンを撮ることになった。 最初に傷口を確認した看護師が車椅子を持ってきた。 大丈夫、歩けますからというのを、無理矢理乗せられた。 面はゆい感じがした。 CTの結果は、内出血は見られず、とくに異常はなかったので、ホッとした。 脳梗塞の家系だから、脳梗塞の小さな白い点々でも見つかるかと、 内心不安があったのだが、意外なことに、きれいに黒かったので、少しびっくりした。 翌日、朝起きると、左肩がずきずきと痛い。 ということは、坂を横向きに下りながら、まず下になっている左肩から落下し、 その跳ねっ返りで、土留めの丸太をかたどったコンクリートの棒を止めてある 針金が盛り上がっていたところに右の額を打ち付け、さらに、右の前頭部を登山路に打ったようだ。 盛り上がった針金に、額を打ったのは運が悪かったが、 雨で路面が柔らかくなっていたところに、落ち葉が降り積もっていたのは幸運だった。 お陰で、頭を打ったときに、落ち葉に乗ってズルッと滑ったから、 頭に致命傷とならなかったのだ。 また、土留めのコンクリートの棒に、頭を打ち付けていたらと思うと、ゾッとする。 二回目に診察・消毒をしてもらいにいったとき、 先生が「今度から山に行くときはヘルメットをかぶっていくんだな!」という。 一瞬して、大笑いしたら、まじめな顔をして、 「わたしもたまに山に行くが、ヘルメットをかぶっている人を見たことがあるよ!」といった。 ムムムムっである。 |
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