木の芽生え

病気・症状の玉手箱


様々な病気や症状についてのお話
病気・症状の玉手箱>> サイトマップ索引>> 破傷風

破傷風

破傷風についての思いや雑感



みなさんは、破傷風という病気をご存じでしょうか。
わたしにとっては、破傷風という病名は幼い頃に聞いて以来、
頭から離れない病名となりました。

小さい頃は、兄弟が多く貧しさもあり、幼稚園にも行けない生活だった。
海岸が近いので、松の防風林があった。、
雨でも降らない限り、毎日近所の仲間と松林や浜を飛び回って遊んでいた。
当時の履き物はといえば、下駄であった。

刃がすり切れるほどに履きつぶして、最後には下駄が縦に割れるのである。
浜にいけば、下駄なんかほっぽらかして、当然裸足で遊ぶ。
小石やら、木の切れっ端やらで痛いときもあるが、お構いなしである。
擦り傷などは日常茶飯事であった。





バッタを追ったり、鬼ごっこをしたり、棒を削って作ったバットで三角野球もやった。
ホームベース、一塁、三塁だけの野球である。
真夏でも、朝から晩まで真っ黒く日焼けして遊びに夢中だった。

当時は、みんなそんな生活だったのだ。
ある時、少し離れた地域の子供が破傷風にかかって死んだ。
何でも、松林で遊んでいるときに細い木の折れた株に足を踏み抜いて、
木が足の甲を突き破って上にまで出たという。

すぐに抜いて、病院に行ったが、破傷風菌が入って死んでしまったのだといった。
いつも遊んでいる同じ場所で起きた事故だったので、子供心にショックは大きかった。
破傷風で死んだそのこのかわりに、自分が破傷風になったかもしれないのだ。

以来、少しは気をつけるようになった。
できるだけ、遊ぶときに裸足にはならないようにした。

破傷風という病名は、それ以来頭から消えることはなかった。
破傷風になったら、死ぬんだという畏れを抱いていた。


破傷風は、「ホーム・メディカ家庭医学大事典」(小学館)によれば、感染症になっている。
破傷風の病原の破傷風菌は、通常は人間や家畜の糞便や土の中にいて、このままでは活動はせず、
人体の組織の損傷部に破傷風菌が侵入すると、毒素を生み出すようになるとある。
従って、破傷風は感染症とはいえ、人から人へ伝染することはないのだそうである。




Copyright(C)2006 病気・症状の玉手箱 All Rights Reserved