病気・症状の玉手箱様々な病気や症状についてのお話 |
|||
病気・症状の玉手箱>> サイトマップ索引>> 扁桃腺炎
扁桃腺炎についての思いや雑感![]() 病気というと、真っ先に頭に浮かぶのが扁桃腺炎である。 物心ついたときから、季節の変わり目には必ずといってよいほど 扁桃腺炎で寝込んでいた記憶がある。 一度倒れると、子供の頃は一週間から二週間は寝込んだ。 のどが腫れると食欲もなくなり、寒気、高熱、だるさが重なった。 一週間ほどすると、医者に連れて行かれ、尻にペニシリンの注射を打ってもらった。 ペニシリンを打つと、たいていは数時間で症状が改善するのがわかった。 幼い頃から、「扁桃腺炎にはペニシリンが効く」と頭に刻印された。 扁桃腺炎とわかっても、すぐには注射をせず、一週間くらいしてから打ったのは 当時から副作用がわかっていて、医者もひどくなるまでためらっていたのか。 とにかく、子供心にも注射が怖いというよりも先に、扁桃腺炎が楽になるために、 一刻も早く注射を打ってもらいたかった。 そうこうして、季節の変わり目にプラス1、2回、 つまり年に5、6回は毎年扁桃腺炎にかかっていたのである。 さすがに親も見かねたのか、小学校の高学年になった夏休みに 耳鼻咽喉科で扁桃腺を切ってもらうことになった。 小学生だから「手術」と聞けば、怖くなってビビリそうなものだが、不思議と平気な気持ちだった。 怖いよりも、しばらく我慢すれば、あの扁桃腺炎の苦しみから永久に逃れられる、 という期待感の方が勝っていたのだと思う。 暑いかんかん照りの真夏の日中だった。 心の中で必死に覚悟を決めながら、30分ほど歩いて医院に行ったのを覚えている。 医院について診察した先生は、 「未だこのくらいの扁桃腺だったら切らない方がいいでしょう。大人になれば治る人が多いですから。」 内心ホッとするのと同時に 「大人になるまで扁桃腺炎と付き合っていかなければいけないのか」 という気持ちが入り交じって複雑だった。 かくして、さらに扁桃腺炎との苦闘は続くのである。 中学、高校と進み体力がついてくると、扁桃腺炎にかかったからといってすぐに寝込むこともなくなった。 しかし、扁桃腺炎の症状に変わりがあるわけではなかった。 相変わらず、のどがふさがれるようになって食欲がなくなり、発熱・寒気・だるさでぐったりして、 のどの腫れが治まるまでは、扁桃腺炎が快方に向かうことはないのである。 いつの頃からかはっきりは覚えていないが、 幼い頃に、扁桃腺炎の救世主とも思えた”アスピリン”の注射は 医者にいってもなかなかやってもらえなくなってしまった。 これからしばらくは、わたしにとって扁桃腺炎の暗黒時代に突入するのであった。 余談: 扁桃腺炎で悩んだことのある方は経験があると思う。 扁桃腺炎が治ってくると唾を飲み込む一回ごとに のどの腫れが引いていくのがわかる。 そんなときは、早く扁桃腺炎から脱するために わざと唾を立て続けに飲み込んだりしたものである。 |
|||
| Copyright(C)2006 病気・症状の玉手箱 All Rights Reserved | |||