木の芽生え

病気・症状の玉手箱


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いびき

いびきについての思いや雑感



わたしは、相当ないびきをかくらしい。
「らしい」というのは、自分では自分のいびきを聞くことができないからだ。
ただし、わたしの父もなかなかのいびきをかいていたので
おおよその想像はつくが。

「ホーム・メディカ家庭医学大事典」(小学館)によると
『いびきは、睡眠中や意識がなくなったときに、軟口蓋(上あごの奥のやわらかい部分)の筋肉の緊張がゆるみ、呼吸のたびに軟口蓋が振動するためにおこります。』
とある。

また、いびきは程度の差こそあれ、眠っているときにはだれでもかくものだ、ともある。
いびきかきの人間には、慰められる一節である。

わたしの場合、特に、酒を呑んだ後のいびきがすごいらしい。
酒は好きで、結構強い方なので、外に出ると必ず呑む。
旅行や出張で同部屋になった相棒は、決まって翌朝不平たらたらである。
すさまじいいびきで寝ることができなかった、という。

平身低頭である。
いくつかの部屋に分かれるときは、必ずいびきをかきそうな連中と一緒にされてしまう。
そんな連中の中でさえ、嫌がられる。
数年経っても、折に触れて、わたしのいびきが話題にされてしまう。

いびきで怖いのは、”無呼吸症候群”である。
同宿した周りの人に聞くと、必ずしばらく呼吸が止まっているといわれる。
普段でも、睡眠時間からすれば充分睡眠が足りていると思うのに、
朝起きてもあくびが出て寝足りない気がしたり、
日中も睡魔に襲われることがよくあるのである。

テレビで無呼吸症候群の怖さが取り上げられたりするのを見ると、
わたしも早めに手術をしておいた方がいいのかなあ、などと思ってしまう。





それでは、家にいるときはどうなのか。
今は、家内と二人で一緒の部屋に寝ている。
若いときは記憶にないが、年をとるに従って家内もいびきをかくようになってきた。
しかも、七色のいびきをかき分ける。
女のいびきは、どう見てもかわいげがない。

家内は、割合鈍感な方なので、わたしのいびきが気になって眠れない、ということはあまりないようだ。
わたしは、寝そびれやすい性質だから、布団に入って考え事をしているうちに、家内に先に寝入られて、
いびきの猛襲を受けてしまうと、その晩は寝そびれて翌朝辛い思いをすることがよくある。


以前、”いびき防止リング”なるものがブームになったことがあった。
わたしも飛びついて試してみた。
牛の鼻輪みたいに鼻の肉に挟むのである。
早速着用して、翌朝期待して鼻に手を当てるとついていない。
枕元に転がっていた。
異物が気になって、無意識のうちに手で払いのけたらしい。

寝る前に、家内にいびきがどうだったか注意して聞いておいてくれるように、
と頼んでおいたのだが、あまり効果はなかったようである。
それでも、最初のうちは時々つけたりしていた。
最近でも、枕元には一応置いてはあるものの、すっかりご無沙汰である。

”いびき防止リング”って、あんなものがどうしてあんなに高いのだろう。




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