木の芽生え

病気・症状の玉手箱


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網膜裂孔

網膜裂孔についての思いや雑感



”網膜裂孔”をご存じの方は少ないかもしれません。
”網膜剥離”ならたいていの人は聞いたことがあるでしょう。
網膜裂孔とは、”裂孔”の字のごとく、網膜に穴が空くことです。
網膜裂孔を放っておくと、その先には網膜剥離が待っています。


仕事をしていて、左目の外側が曇ったようになってやけに気になった。
疲れ目かと思い、いつもより頻繁に目薬を差してみた。
ところが、1週間経っても一向に改善されないのである。
いくら何でもこれはおかしい、と済生会病院に行った。

うんざりするくらい待たされた結果、
「網膜裂孔ですね。」
一瞬、何のことかよくわからなかった。
ただ、”網膜”という言葉が耳に残り、心の中に不安が広がっていくのは感じられた。

「できるだけ早めに手術をしなければなりません。」
えーっ、手術?!
事態の重大さがようやく飲み込めてきた。





網膜裂孔の手術は、空いた穴の回りをレーザー光線で固めてしまうのだそうである。
手術は数分で終わるということだった。

3、4日後の手術の日は、快晴のいい天気だった。
”手術室”といっても、真っ暗な部屋で、レンズのついた機械の前に座って顔を固定されるだけである。
場所が目だけに、服を脱いだりとかは一切必要がない。

手術が始まると、大きく開けられた眼に向かって
パフンッ、パフンッと風の弾が飛んでくるような感じだった。
痛みは全くない。
ものの十数分とかからない。

通常、手術というのは病気や症状を治すためにするものである。
しかし、網膜裂孔の手術は今以上に悪くならないためにするのであった。
つまり、網膜裂孔自体は治らないのである。
網膜裂孔から網膜剥離に進まないための予防手術なのである。

先生に原因を聞いてみた。
主な原因は、目や頭に強い衝撃が加わったときに起きるのだそうであるが、
そんなことがあった記憶はなかった。
結局、わたしの場合は原因不明ということで処理された。
まあ、医者にしてみれば、わたしが何で網膜裂孔になったのかなど、何の興味もないことだろうけれど。

かくして、網膜裂孔の手術の後がどうなったか、進行していないかを確認するために、
3ヶ月おきに検査に行かなければならなくなった。
しばらくすると、半年おきでいいということになった。
でも、目の場合は悪化すればすぐ自覚症状が現れるのだから、おかしくなったらすぐにいけばいいと、
数年経ってからは行かなくなってしまった。

みなさんも、目に異常があったときは、早めに専門医に診てもらうことをおすすめします。




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