木の芽生え

病気・症状の玉手箱


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睡眠時無呼吸症(2)

睡眠時無呼吸症についての思いや雑感


「シーパップ」を受取り、早速その晩から装着し始めた。
初めは、馴れないので、息苦しいような感じと、
なんといっても、機械から空気を送る音が気になって仕方がなかった。
まあ、使っているうちに馴れてくるのだろうと、気にしないようにした。

ところが、寝返りをする度にマスクがずれると、空気が漏れてすごい音がするのである。
当然、目が覚める。
寝ぼけながらマスクの位置を直す。
こんなことが、多いときで、夜中に3〜4回も発生する。


「シーパップ」を着用し始めたのが、5月の後半であった。
段々、初夏に向かうに連れて、装着していると暑苦しくてたまらなくなってきた。
それでなくとも、人一倍の汗かきである。
マスクの中は、ほぼ密閉状態であるから、マスクの中でかいた汗が頬に垂れてくるのだ。
こんなことでは、真夏にでもなったらどうなることやらと、暗い気持ちになった。


2ヶ月が経過して、病院に行くと、「寝ているとき、割合少ない空気量で大丈夫なようですから、マウスピースを作ってシーパップと併用してみましょう」といわれた。
隣の部屋に移り、歯医者のものと思われる椅子に坐らされた。
いきなり、何の説明もなく、固い何かを上の歯全体に押し当てられた。
不意をつかれたものだからびっくりしたが、動いてはいけないものと思い、口を開けたまま唾液の出るのも我慢してじっとこらえていた。

今度は、ぐにゃっとした柔らかいものを上の歯に押し当てる。
これも、何の説明もない。
今回は、歯の型を取っているのがわかったが、長い。
実際は5〜6分位であったかもしれないが、随分長く感じられた。

下の歯も同じ作業の繰り返しで、唾液が出ないようにと我慢するのが辛かった。
その後は、乾いて固まった上下のマウスピースを嵌めて、下あごを前に突き出すようにして噛み合わせるようにいわれ、その状態で離れないように取り出して上下を固定するのだ。

いくら何でも、もう少し作業の説明をしてくれても良さそうだと思わずにはいられなかった。


持ち帰ったその晩から、マウスピースを嵌めて寝てみた。
翌朝、外してみると、左の顎の奥の方が痛くてたまらない。
朝ご飯も、少し固めのおかずは痛くて噛めないほどである。
家内に聞くと、いびきは全く出ていなかったようだという。

翌晩は、とてもダメだと思い、シーパップで過ごした。
結局、顎の痛みから、一週間マウスピースを付ける気にはならなかった。
馴れれば痛みも消えるかと考え、とぎれとぎれに何回か試してみたが、全く改善の気配は見られなかった。

翌月の定期検診の際に先生にいうと、「ああ、それは顎の関節ではなくて筋肉痛だから、いずれ直るでしょう」とあっさりいわれた。
胸のポケットに忍ばせて持参し、直してくれるのを期待していたのだが、そんな気はさらさら無いようだ。

決意した。
自分で解決するしかない!
噛み合わせが不自然だから痛くなるのだ。
噛み合わせを変えれば、痛みは出なくなるはずだ。

工具箱から、プラスチック用の金鋸を引っ張り出して、接着している部分の切り離しを始めた。
透明な接着剤で、上下をどっぷりとくっつけてあり、切り離すのにすごい体力と時間を要した。
やっと切断に成功し、水で切断の際に出たカスを洗い流して、歯に嵌めて念入りに噛み合わせ位置を調整した。
ずれないように、慎重に取り出した上下の歯の間にゼリー状アロンアルファを流し込んだ。

今度は大丈夫だろうと期待して、装着して寝るのだが、やはり痛くて仕方がない。
5〜6回繰り返して、ようやく痛みのない噛み合わせ位置を見つけ出した。
それまでに、3ヶ月以上を要していた。


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