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親知らずについての思いや雑感
親知らずは、「ホーム・メディカ家庭医学大事典」(小学館)には、載っていない。
親知らずは、病気や症状とはいえないようだ。
「ハーネット」http://www.j-dol.com/cons/cons/pated2/05_alt_wt1.html によると、
「親知らずの治療の種類は様々ですが、必ずしも抜歯しなくてはならないと言う訳ではありません。しかし、それは、とても幸運な人と言えます。なぜなら、他の歯と同様のケアで親知らずをのこす事ができるからです。大抵の場合、親知らずは抜歯しなくてはいけません。そうしないと、あとでもっと大きな治療をしなくてはならない場合が多いからです。親知らずは隣り合っている歯を押し出す力があり、それが親知らずが痛む原因となっています。」とある。
高校3年生のお終いの頃に、親知らずが生えてきて痛くてたまらなくなった。
東京の大学に入学が決まり、1ヶ月以内にはもう東京に行かなければならない時期であった。
生まれて初めて歯科医にいった。
よく、歯医者は怖いと聞くが、興味津々で怖さなどはなかった。
年月を経たせいもあるが、親知らずがどうなったかの記憶が全くない。
あるのは虫歯である。
幼い頃から、虫歯には全く縁がなく、歯には自信があった。
ところがである。
親知らずを治療してもらいに行ったところが、
「隣の歯が少し虫歯になっていますね」
というが早いか、ドリルで穴を開け始めた。
このドリルが、みんなに嫌われるらしい。
キリキリと歯を削り込んでくる。
わたしには、これが気持ちよく感じられた。
歯の真ん中を空けられて、柔らかいものを詰められた。
取りあえず、虫歯の部分は取り去ったので、
東京に行ったら、この続きを治療してもらうようにといって、治療は終わった。
さて、東京に出たはいいが、何かと忙しい。
詰め物をされた歯は、気になって仕方がない。
舌をのばして、触る癖が付いてしまった。
詰め物はすぐにとれた。
その後も、面倒くさくなって、放っておいた。
穴を空けられた歯は、薄くなっているので、食事を繰り返すうちに少しずつ欠けてきた。
しばらくすると、根元の一部を残してすっかり崩れてしまった。
虫歯の部分は、取り去ってあるので痛いわけではない。
食事をするにも、歯が1本ないからといって、特に支障があるわけでもない。
こんな次第で、40年近くたった現在も欠けたままである。
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